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焼き芋の栄養と効果を知って、美味しくて健康的な食べ方をマスターしよう!

焼き芋の栄養と効果を知って、美味しくて健康的な食べ方をマスターしよう!
鈴木亜子
監修者

鈴木亜子

管理栄養士

焼き芋は寒い時期にピッタリのおやつですが、炭水化物が多く「ダイエットの敵」だと思っている人も多いはず。 しかし実は、焼き芋には様々な栄養素が豊富に含まれており、ダイエットや美容にも効果的な食べ物なんです◎

 この記事では、焼き芋の栄養素や効能を詳しく解説し、より効果的な食べ方も合わせて紹介します!この記事を読めば、焼き芋の栄養や効能について知ることができるだけでなく、自分に合った食べ方も見つけることができるはず。ぜひ最後までチェックしてくださいね♪

焼き芋に含まれる栄養成分とその効能

焼き芋の材料となるさつまいもには、便の排出を促し、お腹の調子を整える食物繊維が豊富に含まれています。また食物繊維には水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の2種類あり、さつまいもは両方含んでいるため、積極的に食べることで便秘解消の効果が期待できます◎

さらにさつまいもには、疲労回復や肌の調子を整える効果が期待できるビタミンCも豊富に含まれています。ビタミンCは普段の食生活では不足しがちで、サプリやドリンクで補う人も多いかと思いますが、焼き芋なら美味しく手軽に摂取することができますよ。

焼き芋の栄養を逃さない&太りにくい食べ方

美容や健康に効果的な栄養素を豊富に含む焼き芋ですが、より効果的な食べ方があるなら実践したいですよね◎

焼き芋の豊富な栄養素を逃さないためには、ぜひ皮ごと食べることをおすすめします!さつまいもの皮には、抗酸化作用のあるポリフェノールの一種やアントシアニンが豊富に含まれているため、皮ごと食べることでアンチエイジング効果が期待でき、老化防止に繋がります。

また焼き芋のダイエット効果をより高めたいなら、冷やし焼き芋にして食べるのがおすすめです。さつまいもに含まれるデンプンの一種「レジスタントスターチ」は、食物繊維と似た働きで腸内環境を整える効果が期待できます。このレジスタントスターチは、一度加熱した後に冷やすことで増加するため、焼き芋を冷やしてから食べると、よりダイエットに効果的といえるでしょう。


焼き芋を使ったおすすめのレシピ

美味しさはもちろん、栄養たっぷりで食べ方次第ではダイエットにもおすすめの焼き芋。そのまま食べるのに飽きて余ってしまったら、ぜひリメイクしてみてはいかがでしょうか?

ここでは、焼き芋でできるおすすめレシピをご紹介します。

デリ風「こんがりベーコンと焼き芋のサラダ」

香ばしく炒めたベーコンの塩気と、焼き芋の甘さがベストマッチ!コロコロにカットしたベーコンがデパ地下のお惣菜風で、食欲をそそります。

【材料】(2人分)

  • 焼き芋……1本(250g程度)
  • ブロックベーコン……80g
  • 塩こしょう……少々
  • マヨネーズ……大さじ2
  • 刻みパセリ……適量

【作り方】

  1. 焼き芋は皮をむいて粗めにつぶす
  2. ブロックベーコンを1cm角に切る
  3. フライパンにベーコンを入れて、焼き色がつくまで炒める
  4. 1.に粗熱を取ったベーコン、マヨネーズを加えて混ぜる
  5. 器に盛り付け、刻みパセリをトッピングする

お好みで粒マスタードを加えると、酸味の効いた大人の味に。きゅうりを入れてもシャキシャキの食感が加わり美味しいですよ。その場合は、薄く輪切りにしたきゅうりに塩を振ってしばらくおき、水気を絞ってから入れるのがポイントです。

おつまみにもぴったり「焼き芋のチーズ焼き」

焼き芋が余ったらぜひ試して欲しいのがこちらのレシピ。潰した焼き芋を耐熱皿に入れ、チーズをのせて焼くなどのアレンジも可能です。

【材料】(3人分)

  • 焼き芋……2本(400〜500g程度)
  • マヨネーズ……大さじ2
  • 塩……少々
  • バター……10g
  • とろけるチーズ……適量

【作り方】

  1. 焼き芋が冷めて固くなっている場合は、一度レンジで少し温めて柔らかくておく
  2. 1.を潰してマヨネーズ、塩を加えて一口大に成形する
  3. 2.をフライパンに並べ、バターで両面焼く
  4. 3.にとろけるチーズをのせ、蓋をしてチーズが溶けるまで加熱する
  5. の工程で加えるマヨネーズは、つなぎの役目も果たします。焼き芋の硬さによって調整してみてくださいね。カロリーを控えたい場合などはなくてもOKです。お好みでブラックペッパーを振っても。

ほっこり温まる「焼き芋ポタージュ」

ホッとする味わいの焼き芋ポタージュのレシピ。栄養たっぷりの焼き芋を使ったクリーミーなポタージュは朝ごはんにもぴったりです。

【材料】(2人分)

  • 焼き芋……1本(200〜250g程度)
  • 玉ねぎ……1/2個
  • バター……20g
  • 水……100cc
  • コンソメ……小さじ½
  • 牛乳……300cc
  • 塩……少々

【作り方】

  1. 焼き芋は皮をむき、玉ねぎはスライスしておく
  2. 鍋にバターを入れて溶かし、玉ねぎを加えて炒める
  3. 2.に焼き芋を加え、さらに炒める
  4. 3.に水とコンソメを加えてふたをし、弱火で5分程煮る
  5. 粗熱を取った4.をミキサーにかける(まわりづらい場合は牛乳を加え調整する)
  6. 5.を鍋に戻し、牛乳を加えて弱火で温め、塩で味を整える

牛乳の量は好みのゆるさによって調整してみてくださいね。カレー粉などのスパイスを加えて味変するのもおすすめですよ。

濃厚な甘さ「焼き芋プリン」

ゼラチンを使った冷やし固めるプリンは、ふだんのおやつにもおすすめ。焼き芋の風味が口いっぱいに広がります。

【材料】(3人分)

  • 焼き芋……1本(200g程度)
  • 牛乳……250cc
  • 砂糖……大さじ2
  • 卵……1個
  • 粉ゼラチン……5g
  • 水……大さじ2

【作り方】

  1. ゼラチンを大さじ2の水でふやかしておく
  2. 焼き芋は皮をむいて潰しておく
  3. ボウルに卵と砂糖を入れて混ぜ、さらに2.を加えて混ぜる
  4. 鍋に3.と牛乳を入れて混ぜながら温め、沸騰直前に火からおろし1.を加え混ぜ溶かす
  5. 4.をザルなどでこしてカップに等分に入れ、冷蔵庫で1時間程冷やし固める

焼いたり蒸したりする手間がないのがうれしいですね。ホイップクリームや黒ごまをトッピングしても♪

まとめ

今回は、焼き芋に含まれる栄養素と、より効果的な食べ方について紹介しました!

焼き芋は炭水化物を多く含むため、ダイエット中は避けがちな食べ物ですが、実は美容や健康に役立つ栄養素が豊富で、上手に取り入れればダイエット成功を後押ししてくれます◎

またほくほくとした食感と素朴な甘さを持つ焼き芋は、アレンジレシピに活用することもできます。シンプルな焼き芋に飽きてきたときは、ぜひ一手間加えてより美味しく健康的な料理にアレンジしてみてくださいね。

美味しくて栄養豊富な焼き芋を活用して、より美しく健康的な体を手に入れましょう♪

鈴木亜子
監修者

鈴木亜子

管理栄養士

大学卒業後、主に医療機関に勤務。チーム医療の一端を担い、生活習慣病などさまざまな疾患の栄養管理に取り組む。得意分野は糖尿病で、療養指導や透析予防、重症化予防などを担当した経験も。現在は豊富な栄養相談経験を活かし、ウェルネス関連の記事執筆および監修に携わる。