さつまいもを調理する前に行うアク抜き。どうしてさつまいもはアク抜きが必要なのか、本来どうやるのが正しいのか、疑問に思うこともありますよね。そこで今回は、さつまいものアク抜きの必要性や方法、アク抜きを忘れてしまったときの対処法まで詳しく解説します!
この記事を読めば、さつまいも料理をもっと安心して楽しむことができますよ。特に子育て中のママやパパは、子どもが美味しく安全にさつまいもを食べられるよう、ぜひ参考にしてくださいね◎
さつまいものアク抜きとは?
まずはさつまいものアク抜きについて、基礎的なことを確認していきましょう。さつまいもにアク抜きが必要な理由や、正しいやり方について解説するので、さつまいも調理の初心者さんは要チェックです!
なぜアク抜きが必要なのか
さつまいもを切ったとき、実の色が黒く変色してしまうことがありますよね。この原因がさつまいもに含まれるアクで、ヤラピン、クロロゲン酸、タンニンと呼ばれる成分です。
さつまいものアクは実を変色させるだけでなく、食べると渋みや苦みを感じる原因になります。また実にアクが残ったままだと、調味料の浸透が悪くなり、料理の仕上がりにも影響が出てしまいます。
そのため、さつまいもを美味しく、見た目も良く調理するためには、アク抜きが欠かせないというわけです。
アク抜きの方法
さつまいものアク抜きは、特別な道具や難しい作業など必要ありません。誰でも簡単にできるので、さつまいも料理を作るときは必ずアク抜きをしましょう◎
さつまいものアク抜きの手順は、以下を参考にしてください。
- さつまいもを洗って、調理したい大きさに切ります
- 皮を剥く場合は先に剥いておきます
- すぐにボウルなどの容器に移し、さつまいもがかぶる量の水を入れます
- あとは10分ほど水にさらしておきます
さつまいものアク抜きを時短したい場合は、水につけたあと手で優しく揉みましょう。水が白く濁ってきたら取り替えて、濁らなくなるまで続けます。また、さつまいものアクは皮の部分に多く含まれているので、皮を厚めに剥くことで時短できますよ。
アク抜きを忘れてしまったら?
さつまいものアク抜きは、絶対にしなければならないわけではありません。さつまいものアクであるヤラピン、クロロゲン酸、タンニンは体内で分解されるため、健康に害はありません。
ただし、アク抜きを忘れてしまうと実が黒く変色したり、渋みや苦みを感じやすくなります。さつまいものアク抜きは必須ではありませんが、料理のクオリティを上げるために必要な作業です。
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※2023年10月~2024年8月のデータアク抜きと離乳食
さつまいものアクは体内で分解されるため、アク抜きをしなければ食べられないということはありません。しかし、赤ちゃんに食べさせる離乳食としてさつまいもを調理する場合は、アク抜きして渋みや苦みを取り除いてあげた方が良いでしょう◎
まずは、皮を厚めに剥いてからアク抜きしましょう。さつまいもの皮はアクや繊維が多く、小さな子どもには食べ辛い部分です。皮を厚めに剥くことでアクがよく抜け、繊維も取り除けて食べやすくなりますよ。
また、赤ちゃんの舌は敏感で、渋みや苦みを受け付け辛いといわれています。さつまいもの離乳食を美味しく食べてもらうため、通常より丁寧にアクを抜くよう配慮しましょう。水にさらす時間は15分ほどに伸ばし、濁ってきたらその都度取り替えます。
こうすることで、よりしっかりとさつまいものアクが抜け、赤ちゃんでも美味しく食べられるようになりますよ。
まとめ
今回は、さつまいものアク抜きについて紹介しました。
さつまいもに含まれるアクは、実を黒く変色させたり、食べたとき渋みや苦みを感じる原因となります。アク抜きは絶対にしなければならないものではありませんが、さつまいもを美味しく見た目も良く調理したいなら、忘れず行いましょう。また、離乳食としてさつまいもを調理する場合は、赤ちゃんが食べやすいよう厚めに皮を剥き、必ずアク抜きをしましょう。
丁寧にアク抜きをして、大人から子どもまで美味しく食べられるさつまいも料理を作ってくださいね◎