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さつまいも栽培の簡単な方法とコツを解説!品種や種芋の選び方も紹介

さつまいも栽培の簡単な方法とコツを解説!品種や種芋の選び方も紹介

甘くてほくほくのさつまいも。自分で育てて収穫すれば、その美味しさは格別です◎でも、いざ育てるとなると、どんな品種を選べば良いのか、植え方や管理の方法はどうすれば良いのかなど、たくさんの疑問や不安がありますよね。

そこで今回は、さつまいもの植え方から基本的な栽培方法を分かりやすく解説します!この記事を読めば、さつまいも栽培のコツやポイントがわかり、自信を持って挑戦できるようになりますよ♪

はじめに

さつまいもは、おかずからスイーツまで幅広いレシピに活用できる万能野菜です。自分で育てれば毎日の食事に気軽に取り入れることができ、メニューの幅が広がりますよ◎またさつまいもは美味しいだけでなく、食物繊維やビタミンCなどの栄養素も豊富!子どもから大人まで、美味しく食べながら健康を目指せます。

ではいよいよ、さつまいも栽培をはじめる前に、必要な準備物をチェックしておきましょう!はじめてさつまいも栽培に挑戦する人はまず、以下のような道具や資材を準備してください◎

  • さつまいもの苗
  • スコップ
  • 堆肥
  • 肥料
  • 移植ゴテ
  • ポリマルチ
  • ジョウロ

さつまいも栽培におすすめの品種と種芋の選び方

さつまいもには様々な品種があり、それぞれ味わいや食感が異なります。そのため好みの調理法や用途に合わせて、育てる品種を選ぶと良いですよ◎

品種 食感・味わい おすすめの調理法
鳴門金時 素朴で上品な甘さ、ほくほくとした食感 天ぷら、焼き芋、大学芋
紅あずま 程よく優しい甘さ、ねっとりとほくほくの中間 天ぷら、焼き芋
紅はるか 濃厚な甘さ、ねっとりとした食感 干し芋、焼き芋
安納芋 クリーミーな甘さ、ねっとりとした食感 焼き芋
シルクスイート とろけるような甘さ、ねっとりとした食感 スイートポテト

育てたいさつまいもの品種が決まったら、苗を購入しましょう。さつまいもの苗は、ホームセンターや園芸店、通販などで手軽に購入できますよ。苗を店頭で選ぶ際は茎が太く、葉色が濃くて厚みがあるものを購入しましょう。


さつまいも栽培の基本的な手順とポイント

さつまいもは、日当たりと通気性の良い場所を好みます。また土は痩せて乾燥している方がよく育つため、肥沃な地質を避けて植え付けましょう。

場所を選んだら、植え付けまでによく耕して土作りを済ませておきます。水が溜まらないよう、高めの畝を作り、雑草を防ぐためマルチも施しておきましょう。また先ほど紹介したように、さつまいもは痩せた土の方がよく育つので、肥料は最低限の量でOKです。

植え付け

土作りを済ませたら、いよいよさつまいもの苗を植え付けていきましょう。植え付けの手順は、以下を参考にしてくださいね◎

  1. 30cm間隔でマルチに穴を開け、深さ10cmほどの楕円形の植え穴を掘ります
  2. 植え穴の底に寝かせるように苗を置き、土をかけて手で押さえつけます
  3. 深植えにならないよう、3〜4節が土に埋まるように植え付けていきます
  4. 最後に土が乾燥している場合は水をたっぷりとやり、完成です

さつまいもの植え方には「斜め植え」と「垂直植え」の2種類ありますが、「斜め植え」の方が一般的です。斜め植えにすると根が横向きに伸びるため、形は細長くなりますがたくさんの芋がつきます。逆に垂直植えは根が縦向きに伸び、ふっくらと丸く短い芋がつき、個数は斜め植えに比べると少なめです。

植え付け後の管理

さつまいもを植え付けた後、1カ月ほどの間は除草を行います。生育が進めばつるが這い地面を覆い、雑草もあまり発生しなくなります。またさつまいもは基本的に追肥を必要としませんが、7月から8月頃の暑い時期に葉が黄色くなってきた場合は、追肥を施します。

やがて株が成長して伸びたツルが土につくと、葉のつけ根の部分から根を出しはじめます。これを放っておくと地上のツルにも芋がつき、養分が分散してしまうため、「つる返し」を行います。

つる返しは、地上に根を張ったツルの先をたぐり上げて根こそぎ剥がし取り、ツルをひっくり返して葉の上に乗せる作業のことをいいます。つる返しは、根を出したツルを見つけ次第、行うようにしましょう。こうすることで、植えつけた部分の芋だけを大きく成長させることができます。

収穫と貯蔵

さつまいもは、植え付けから110~140日ほどで収穫を迎えます。収穫した芋は天日干しで乾かすため、晴れた日の午前中を選んで収穫作業すると良いでしょう◎

はさみを使ってツルを株元で切り、マルチをめくったら、芋を傷つけないよう注意しながらスコップで周りを掘り起こして収穫します。掘ったさつまいもは重ならないように並べて干し、表面が乾いてから貯蔵します。

さつまいもを貯蔵する際は、13℃以上の温度を保ち、乾燥しないよう風が当たらない場所で保存します。さつまいもは2~3週間ほど貯蔵することで、より甘みや旨みが増し、美味しくなりますよ◎

さつまいも栽培でよくあるトラブルと対策

さつまいも栽培でよくあるトラブルが「つるぼけ」です。つるぼけとは、つるや葉ばかりが生い茂り芋が成長しない現象で、土の水はけが悪かったり、肥料過多が続くことで発生します。

さつまいもは乾燥して痩せた土を好みますので、水や肥料のやり過ぎには十分注意してください。また梅雨の時期に雨があまりにも続く場合には雨除けを施し、土に水分が溜まるのを防ぎましょう。

もしつるぼけと思われる症状が出てしまった場合は早めにつる返しを行い、最終的に収穫する芋の生育を妨げないようにしましょう。

おわりに

今回は、芋の植え方について紹介しました!
さつまいもは美味しいだけでなく、栄養も豊富で幅広いレシピに活用できる、万能な野菜です。自宅で育て収穫することで、毎日の食事に手軽に取り入れることができ、栽培を通して食育にも繋がります◎
さつまいもは比較的栽培の難易度が低く、水や肥料のお世話さえ注意すれば、初心者でも十分美味しい芋を収穫できますよ!さつまいもが好きな人は、ぜひ自宅でのさつまいも栽培にチャレンジしてみてくださいね♪