秋の味覚を代表する野菜、さつまいも。ほくほくとした食感と素朴な甘みで、いくらでも食べられそうですよね。でも、さつまいもを食べ過ぎると、体にどんな影響があるのか気になるという人も多いはず。
そこで今回は、さつまいもを食べ過ぎるとどうなるのか、適正な量とはどれくらいなのか詳しく解説します!さつまいもの栄養や効果的な摂り方も合わせて紹介するので、さつまいもを美味しく健康的に食べたい人は、ぜひ参考にしてくださいね◎
さつまいもの栄養とその効能
さつまいもは美味しいだけでなく、栄養も豊富に含まれています。毎日の食事に取り入れることで、体の内側から健康を目指せますよ。
まずはさつまいもに含まれる主な栄養素と、その効能について見ていきましょう!
さつまいもに含まれる栄養素
さつまいもに含まれる栄養素には、以下のようなものがあります。
- 食物繊維
- カリウム
- ビタミンC
- カルシウム
- マグネシウム
さつまいもには、便通を促し、便秘解消に役立つ食物繊維が豊富に含まれています。また食物繊維は腸の中で善玉菌のエサとなり、腸内環境を整える効果もあります。他にも、肌の調子を整えるビタミンCや、むくみを解消するカリウムなど美容に役立つ栄養成分もたっぷり含まれています。
さらに、さつまいもにはレジスタントスターチと呼ばれるデンプンの一種が含まれています。レジスタントスターチは食物繊維と似た働きで腸内環境を整え、ダイエットにも高い効果が期待できます。
さつまいもの健康効果
さつまいもを積極的に食べることで、腸内環境の改善や美肌効果が期待でき、健康や美容を意識する人におすすめの野菜です。食生活の乱れから来る便秘や肌荒れに悩んでいる人は、ぜひさつまいもを食事に取り入れてみましょう!
また、さつまいもは、人の体のエネルギーとなる炭水化物が豊富に含まれています。しかも、ご飯やパンなどの主食に比べ、かなり低カロリーでヘルシーです。ダイエットにさつまいもを役立てたい人は、主食との置き換えにチャレンジしてみるのもおすすめですよ。
さつまいもの食べ過ぎによる体への影響
体に良い栄養が豊富なさつまいもですが、食べ過ぎると返って逆効果になってしまうことも。健康的な食生活を送るためには、適正な量を守って摂取することが大切です。
さつまいもは野菜の中では糖質量が多く、カロリーも高めです。おかずやおやつとして取り入れる場合、食べ過ぎると肥満の原因になりかねません。
また、さつまいもに含まれる食物繊維には、水溶性と不水溶性の2種類があります。水溶性食物繊維はゲル化しやすいため食べ過ぎると下痢を引き起こし、不溶性食物繊維は腸内の水分を吸収する性質を持っているため、食べ過ぎると便が硬くなって便秘を悪化させる可能性があります。
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※2023年10月~2024年8月のデータさつまいもの適切な摂取量とその理由
食べ過ぎると体に良くない影響を及ぼすさつまいもですが、適切な摂取量とはどれくらいなのでしょうか。
さつまいもは基本的に毎日食べてOKな野菜ですが、1日あたりの適量は考える必要があります。ここでは、さつまいもの適切な摂取量と、適量を守るためのコツについて見ていきましょう!
適切な摂取量とは
1日あたりのさつまいもの適切な摂取量は、食べる頻度に関わらず半分から1本までが目安です。一般的なサイズのさつまいもなら、重さでいうと100~200g程度になります。
さつまいもは野菜としては糖質量が多く高カロリーな部類なので、食べるときは腹八分目を意識し、他の食材も合わせて栄養が偏らないようにしましょう。おやつとして取り入れるなら、焼き芋半分も食べれば十分満足感を得られますよ◎
適切な摂取量を保つためのアドバイス
適切な摂取量を保ちながら、さつまいもを上手く食事に取り入れたいなら、調理法や味付けを工夫してみましょう。
さつまいもはそのままでも十分甘くて美味しい野菜なので、蒸し芋や焼き芋などシンプルな調理法で味わうのがおすすめです。余分な調味料や油などを使わないことでカロリーもおさえられますし、さつまいも本来のほくほくとした食感で満腹感も得やすいです。
また砂糖には依存性があり、食べ過ぎを誘発させてしまうので、ダイエットや健康管理を目的としてさつまいもを食べる場合、味付けに使用しない方が良いでしょう。
まとめ
今回は、さつまいもの食べ過ぎによる体への影響や、適切な摂取量について紹介しました。
さつまいもには食物繊維などの栄養素が豊富に含まれていて、積極的に食べることで健康や美容の効果が期待できます。しかし食べ過ぎてしまうと、せっかくの栄養素が逆効果となり、体に良くない影響を及ぼす可能性があります。
美味しく健康的にさつまいもを食べるなら、1日半分から1本までを目安に、シンプル調理で素材そのままの味や食感を楽しみましょう◎