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さつまいものおすすめの食べ方は?消化に良い?

さつまいものおすすめの食べ方は?消化に良い?

甘くて美味しいさつまいも。旬の時期には、焼き芋や天ぷらなどにして食べる機会も増えますよね。でも、さつまいもを食べたあとお腹が少し張ったり、もたれたりした経験がある人もいるのではないでしょうか。今回は、そんなさつまいもの消化について解説します。

さつまいもの消化にかかる時間や、おすすめの調理法など、さつまいもをお腹に優しく摂取するためのポイントについて掘り下げます。またペットにさつまいもを与えるのはありかなしかについても紹介するので、家族みんなで安心してさつまいもを食べたい人は、ぜひ参考にしてくださいね♪

はじめに

そもそも「消化」とは、生き物が体内に取り込んだ食物を分解し、利用可能な状態にする働きのことです。胃や腸など消化に必要な体の器官を「消化管」といい、消化管は体に必要な栄養を吸収しやすくしたり、不要なものを体の外へと排出する役割を担っています。

食べ物に対してよく使われる「消化に良い、悪い」という表現は、消化管で分解しやすいかどうかを指しています。特定のものを食べ過ぎたり、お酒の飲み過ぎなどによって起こる便秘や下痢の症状は、分解に時間がかかり、胃や腸に負担がかかっているサインです。

ではさつまいもは、消化に良い食べ物なのでしょうか。さつまいもをたくさん食べると、お腹が張ったり、便秘を起こしてしまった経験がある人も少なくないはず。実はさつまいもは、野菜の中では比較的、消化に時間のかかる食べ物なのです。

さつまいもと消化

さつまいもは、消化に時間のかかる野菜で、食べ過ぎると便秘などの症状を起こす可能性があります。

ここでは、さつまいもの消化に関わる栄養成分と、消化にかかる時間について、他の野菜と比較しながら具体的に見ていきましょう。

さつまいもの栄養成分と消化

さつまいもの消化に時間がかかる原因は、さつまいもに豊富に含まれる食物繊維です。食物繊維は胃の中で分解することができないため、体内に長く留まり、消化に時間がかかります。

また食物繊維には水溶性食物繊維と不水溶性食物繊維の2種類があり、さつまいもには両方含まれています。中でも不水溶性食物繊維は、腸の中の水分を吸収してかさを増すため、摂り過ぎると腸内の水分が不足し、便が固くなって便秘を引き起こす可能性があります。

さつまいもの消化にかかる時間

では具体的に、さつまいもの消化にはどれくらい時間がかかるのか、他の野菜と比較しながらチェックしてみましょう。

  • レタス・きゅうり 20分
  • ほうれん草・小松菜 40分
  • ブロッコリー・にんじん 50分
  • さつまいも 60分

水分の多いレタスやきゅうりは野菜の中でも消化が早く、20分程度で消化できます。また硬く歯ごたえのあるブロッコリーやにんじんでも、消化にかかる時間は50分程度です。これらと比較すると、消化に60分かかるさつまいもは、野菜の中ではあまり消化に良くない部類といえるでしょう。

さつまいもの消化を良くする方法

消化に時間のかかるさつまいもですが、食べ方のポイントをおさえることで、消化を良くすることができます◎さつまいもの消化を良くするには、以下の点に注意してみましょう。

  • できるだけ細かく刻む
  • よく噛んで食べる
  • 温かいうちに食べる
  • 調理には油を控える

さつまいもを調理する際、できるだけ細かく刻むことで咀嚼しやすくなり、よく噛んで食べると唾液の分泌が促進され、消化しやすくなりますよ。またさつまいもを一度加熱したあとに冷やして食べると、消化されにくいデンプンの量が増えるため、調理後は温かいうちに食べるのがおすすめです。

天ぷらや大学芋など、油で揚げる料理も美味しいさつまいもですが、消化を意識するなら、できるだけ油での調理は控えましょう。油などの脂質はさつまいも以上に消化されにくく、時間がかかります。たまになら問題ありませんが、お腹の調子が悪いときなどは食べない方が良いでしょう。

さつまいもとペットの消化

甘くて美味しいさつまいもを、ペットにも食べさせてあげたいと思う人も多いはず。ここでは、さつまいもはペットに与えても良いのか、また与えるときの注意点などについて見ていきましょう!

ペットにとってのさつまいも

さつまいもは食物繊維が豊富で消化にやや時間がかかりますが、食物繊維は本来、排便を促して便秘解消の効果が期待できる栄養素です。またさつまいもは、ビタミンCやマグネシウムなどの栄養素も豊富で、人だけでなくペットの健康にも役立つ食べ物です◎

食べ過ぎは良くありませんが、適切な量を守ればペットに与えても問題なく、様々な健康効果が期待できますよ。

ペットへのさつまいもの与え方

ペットにさつまいもを食べさせる際は、量や大きさに注意しましょう。特に子犬のうちは消火器が未発達で、与えすぎるとお腹を壊してしまう恐れがあります。犬種ごとの1日に食べさせても良いさつまいもの量は、以下を参考にしてください。

  • 小型犬(チワワ、シーズーなど) 20~30g
  • 中型県(柴犬、コーギーなど) 80~100g
  • 大型犬(ゴールデンレトリバーなど) 130~150g

上記の量を守り、与える際は食べやすくサイコロ状にカットしてあげると良いでしょう◎小型犬や子犬の場合は、さらに小さめにカットしておくと安心です。

また人が食べる場合は、温かいうちに食べた方が良いさつまいもですが、ペットに与える際は火傷しないよう、完全に冷ましてから与えましょう。

まとめ

今回は、さつまいもの消化について解説しました!

さつまいもは食物繊維が豊富で、消化に時間のかかる野菜です。一度にたくさん食べ過ぎたり、調理法によっては便秘などの症状を引き起こす可能性があります。さつまいもの消化を良くするためには、温かいうちによく噛んで食べることが大切◎咀嚼することで唾液が分泌され、消化に良いだけでなく食べ過ぎも防止することができますよ。

甘くて美味しいさつまいもは、つい食べ過ぎてしまいそうになりますが、健康を意識するなら1回の量や調理法に配慮し、消化に良い食べ方を選んでくださいね♪