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【管理栄養士監修】離乳食のさつまいもはいつから?おすすめレシピや冷凍保存方法も紹介

【管理栄養士監修】離乳食のさつまいもはいつから?おすすめレシピや冷凍保存方法も紹介

さつまいもは甘くて美味しいだけでなく体に良い栄養素も豊富で、離乳食にぴったり◎でも、さつまいもの選び方や調理方法、保存方法など分からないことも多いですよね。そんな悩みを持つママやパパのために、今回はさつまいもで作る離乳食のすべてを解説します!

この記事を読めば、子どもにさつまいもを美味しく食べてもらえるだけでなく、離乳食作りが楽しくてストレスフリーになること間違いなしです。さつまいもを使った離乳食で、子どもの健康的な成長と食育をサポートしましょう♪

離乳食のさつまいもはいつから?

さつまいもは、生後5~6カ月の離乳食初期から取り入れることができる食材です。ただし月齢ごとに適した調理を施し、大きさや量などに注意しながら与えましょう◎

調理法と1回あたりの適量
初期(5〜6カ月) やわらかくなるまで加熱してすり潰す、もしくは裏ごししたものをベビースプーン1杯程度
中期(7〜8カ月) 舌で潰せるかたさに加熱して粗く潰したもの、または2〜3mm角に切って加熱したものを20〜30g
後期(9〜11カ月) 歯茎で潰せるかたさに加熱して5〜7mm角に切ったものを30~40g

上記は、各月齢の1食あたりの「野菜・果物」の目安量です。他の野菜や果物を組み合わせる場合は、適宜量を調整してくださいね。

またさつまいもは、アレルギーが出にくい食材といわれていますが、可能性がゼロというわけではありません。

離乳食で使用するさつまいもの選び方

大切な子どもに食べさせるなら、せっかくなので美味しいさつまいもを選びたいですよね◎さつまいもを選ぶときは、以下のようなポイントに注目してみてください。

  • 皮の色が鮮やかでツヤがある
  • 太くてふっくらしている
  • 表面に蜜が出てきている

上記のポイントをおさえて選ぶと、赤ちゃんでも食べやすく、美味しいさつまいもをゲットできますよ。また反対に、細くてひげ根のあるさつまいもは繊維が多く、特に離乳食初期の赤ちゃんに取っては食べ辛いため避けましょう。

おすすめの品種は、徳島県原産の「鳴門金時」!皮が薄く調理しやすいうえ、繊維が少なくほくほくとした食感は、離乳食に最適です。

離乳食で使用するさつまいもの調理方法

離乳食でさつまいもを使用する際は、必ず下処理をしましょう!品種にもよりますが、さつまいもの皮下は繊維が多いため、特に離乳食初期のうちは皮を厚めに剥いてください。またさつまいもはアクの多い野菜なので、切った後10分程度水にさらし、アク抜きしてから調理しましょう。

下処理の完了したさつまいもは、電子レンジで加熱するか蒸すなどして、柔らかくなってから潰しましょう。鍋で茹でるのもOKですが、さつまいもに含まれる食物繊維やビタミンCは水に溶け出しやすいので、電子レンジ調理か蒸し芋にするのがおすすめです◎

加熱したさつまいもは、冷めると固くなってしまうため必ず熱いうちに潰しましょう。ペースト状にする際は、裏ごししたあと白湯を少量ずつ加えていくと滑らかに仕上がりますよ。

離乳食で使用するさつまいもの冷凍方法

さつまいもで離乳食を作ったあとは、冷凍保存しておくと便利です◎何度も調理する手間が省けますし、さっと解凍して手軽に食べさせることができるので、ぜひ少し多めに作って冷凍保存も試してみてください。

さつまいもをペースト状や小さめの角切りにした離乳食は、小さじ1程度の量を取って製氷皿に移します。このとき、必ず粗熱が取れていることを確認してください。製氷皿にふたが付いていない場合は、ラップをして冷凍庫で保存します。

冷凍したさつまいもの離乳食は、1週間程度を目安に使い切りましょう。解凍する際は、1食分ずつ耐熱皿に移し、ふんわりとラップをかけて500Wの電子レンジで30秒ほど加熱します。十分に温まったことを確認し、粗熱が取れてから食べさせましょう。

さつまいもを使用したおすすめのベビーフード

できるだけ手作りの離乳食を食べさせたいけど、忙しくてなかなか手が回らないこともありますよね。そんなとき、おすすめしたいのがさつまいもを使ったベビーフード商品です。

ベビーフードは、そのままでも離乳食として子どもにさつまいもを食べさせることができますし、他の食材と合わせて簡単にアレンジすることもできます◎

例えば、市販のさつまいもピューレを加熱したひき肉やお魚にかけて食べさせれば、栄養満点で調理も簡単。また食べやすくカットされたさつまいものベビーフードも市販されているので、ヨーグルトと合わせたりご飯と一緒に煮込んでおかゆにしたりと、色々活用できますよ。

さつまいもを使用した離乳食レシピ

それでは各段階に合わせたさつまいもの離乳食レシピをご紹介します。初めての食材は1日1品とし、少量から始めることを忘れずにレシピを試してくださいね。

なお、さつまいもを加熱する工程は鍋で煮る方法をご紹介していますが、電子レンジでもOKですよ!

レシピ1 【離乳食初期〜】さつまいもペースト

はじめてさつまいもをあげる場合は、柔らかく茹でて裏ごししましょう。

【材料】(1回分)

  • さつまいも……20g
  • 白湯……適量

 【作り方】

  1. 皮を厚めにむき、適当な大きさにカットしたら10〜15分ほど水にさらしてアクを抜く
  2. 鍋に水と1.を入れ、やわらかくなるまで煮る
  3. 茹であがったさつまいもの水気を切り、熱いうちに裏ごしする
  4. 固い場合はペースト状になるまでお湯でのばす

こちらのレシピでは裏ごししたさつまいもを白湯でのばしていますが、昆布だしやミルクでのばしてもOK。昆布だしは昆布からとっても良いですが、ベビーフードを使うとより手軽です。冷凍保存しておくと便利ですよ。

【離乳食中期頃〜】さつまいもとにんじんのカッテージチーズ和え

カッテージチーズは離乳食中期頃から食べられる食材。初期で豆腐や白身魚などのたんぱく源に慣れたら、ぜひ挑戦してみましょう。

この段階で食べさせる食材の固さは舌で潰せるくらいが目安。さつまいもやにんじんは、大人の指で簡単に潰せる固さになるまで十分加熱しましょう。

【材料】(1食分)

  • さつまいも……25g
  • ほうれん草……5g
  • にんじん……5g
  • カッテージチーズ……5g

【作り方】

  1. さつまいもは2〜3mmの角切りにし、アク抜き後やわらかく煮る
  2. にんじんも皮をむき、さつまいもと同じくらいの大きさにカットしてやわらかく煮る
  3. ほうれん草は茹でて1〜2分水にさらしたら、水気を絞り葉先を細かくきざむ
  4. 水気を切った1.と2.、カッテージチーズを和える

冷凍保存しておいたストック野菜を使って作ると手軽ですね。カッテージチーズといえばポロポロとしたイメージですが、市販のものには裏ごしした滑らかなタイプもあります。どちらでもかまいませんので、食べやすさや食材によって使い分けても良いですね。

【離乳食中期頃〜】さつまいもとブロッコリーのミルクパン粥

初めてのパン粥をクリアしたら、ミルクと野菜入りのパン粥にもチャレンジ!甘さのあるさつまいもを使った一品は、赤ちゃんもパクパク食べてくれるでしょう。

【材料】(1食分)

  • 食パン……8枚切り食パン1/2枚(耳なし)
  • さつまいも……15g
  • ブロッコリー……10g
  • 溶かしたミルクまたは牛乳……80cc

【作り方】

  1. 皮をむき2〜3mm角にカットしたさつまいもは、アク抜き後やわらかく煮る
  2. やわらかく茹でたブロッコリーの穂先を細かく刻む
  3. 鍋にミルクもしくは牛乳を入れ、細かくちぎった食パンを入れて煮込む
  4. 3.を器に守り、水切りした①と②をのせる

牛乳を飲み物として与えるのはまだ先になりますが、調理に使うなら中期からOKです。この時期はいろいろな食材の味や舌触りを覚える時期。食べられる範囲で積極的に多くの食材を使ってあげましょう。

【離乳食後期頃〜】さつまいもと豆腐のおやき

離乳食が順調に進み9ヶ月頃になったら、歯ぐきで潰せる硬さが目安。完熟バナナくらいの固さをイメージすると良いでしょう。また、こちらのレシピなら手づかみ食べにもおすすめですよ。

【材料】(作りやすい分量)

  • さつまいも……30g
  • 絹豆腐……50g
  • 片栗粉……小さじ1
  • 油……少々

【作り方】

  1. 皮をむいて適当な大きさにカットしたさつまいもは、アク抜き後やわらかくなるまで煮る
  2. 水気を切り粗熱を取った①と豆腐、片栗粉を練るように練るように混ぜる
  3. フライパンに油をひき、厚さ1cmほどの丸型にした②を弱火でじっくり焼く

さつまいものやさしい甘さと、豆腐入りのやわらかい食感は離乳食にピッタリ。

後期になると油も少量使えるようになりますが、フライパンにくっつかなければ使わなくてもかまいません。

【離乳食後期頃〜】さつまいもとりんごの芋きんとん

赤ちゃんでも食べやすいさつまいもとりんごを使ったきんとんのレシピです。砂糖は加えず自然な甘みが味わえますよ。

【材料】(作りやすい分量)

  • さつまいも……100g
  • りんご……1/4個

【作り方】

  1. 皮をむいて適当な大きさにカットしたさつまいもをアク抜き後、やわらかく煮る
  2. 水気を切った①を潰してしておく
  3. りんごも皮をむき、縦半分にカットしたものを薄くスライスしやわらかくなるまで煮る
  4. 1.と2.を混ぜ合わせる

さつまいもが熱いうちに少量のバター(無塩)を入れ、風味をつけても良いですね。冷凍保存も可能です。

おわりに

今回は、さつまいもを使った離乳食について紹介しました!

さつまいもは甘くて美味しいだけでなく、赤ちゃんの成長に必要な栄養素を豊富に含んだ野菜です。ピューレ状にしたり小さくカットしたり、月齢に合わせた調理を施すことで、離乳食として取り入れることができますよ。

また忙しくて一から手作りするのが難しいときは、さつまいものベビーフードを活用するのもおすすめです。大切な我が子に、美味しくて栄養豊富なさつまいもの離乳食をぜひ食べさせてあげてくださいね♪